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白川ダム(しらかわダム)は山形県西置賜郡飯豊町、一級河川・最上川水系置賜白川(おきたましらかわ)に建設されたダムである。 国土交通省東北地方整備局が管理を行う国土交通省直轄ダムで、高さ66メートルのロックフィルダム。置賜白川及び最上川の治水と山形県置賜地方への利水、そして山形県企業局による公営水力発電を目的とした特定多目的ダムで、現在は寒河江川の寒河江ダムと共に国土交通省東北地方整備局・最上川ダム統合管理事務所によって総合的に運用が行われている。ダムによって形成された人造湖は河川名を採って白川湖(しらかわこ)と命名されたが、様々なイベントの実施など積極的な開放によって現在は年間35万人が訪問する観光地へ成長している。なお、奈良県の大和川水系高瀬川にも同名のダムが存在する。 == 沿革 == 最上川における治水事業は1913年(大正2年)より行われていたが、戦後の水害続発に伴って最上川本川の河川改修のみならず主な支流に河川総合開発事業による多目的ダムが計画され、置賜野川、鮭川、馬見ヶ崎川などで山形県によって補助多目的ダムが建設された。一方建設省(現・国土交通省)は1949年(昭和24年)に経済安定本部が策定した「河川改訂改修計画」に則り「第一次最上川改定改修計画」を定め、河道の整備や堤防の築堤を中心とした河川改修が行われていたが、1958年(昭和33年)7月の狩野川台風による水害(浸水家屋1,425戸、堤防決壊114ヶ所など)を受け1963年(昭和38年)に「第二次最上川改定改修計画」を策定した。この中で飯豊山を水源として長井市で最上川に合流する置賜白川にダムを建設する事で、下流の洪水調節を図ろうと考えた。 だが、1967年(昭和42年)8月28日、置賜地域を中心に羽越豪雨が襲った。この豪雨は1913年の豪雨を上回る洪水となり死傷者145名、家屋全半壊・流失133戸、浸水家屋16,610戸と過去最悪の被害をもたらし、激甚災害法に指定される程のものであった。この際にダムサイト(予定地)における洪水流量は当初計画していた850トン/秒を倍近く上回る1,400トン/秒を記録。洪水調節計画の再検討を迫られた。こうした経緯から建設省は「最上川水系工事実施基本計画」を策定、この中で長井市小出地点における計画高水流量を3,800トン/秒とし、その内400トン/秒をダムによる洪水調節でカットする計画とした。同時に飯豊町への工業用水道供給や流域農地への灌漑用水供給、県営水力発電事業の参画を受け1968年(昭和43年)より「白川総合開発事業」として白川ダムが計画された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白川ダム (山形県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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